家庭教師の探し方

学習活動に関する実態報告書

 

文部科学省より平成20年8がつに「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」が公表されました。
この中に家庭教師と学習塾についての総評を簡単にまとめました。

 

家庭教師について

・平成19年11月中に指導を受けていた家庭教師の人数は、小中全体では「1人」が85.9%と割合が高い。
・指導を受け始めた年齢をみると、小中全体では「中学1年から」が25.9%と最も高く、
次いで「小学校5・6年から」が18.1%、「中学2年から」が17.0%となっており、
小学校高学年から中学1・2年頃にかけて家庭教師の指導を受け始めるケースが多くみられる。
・指導回数は、小中全体で月平均5.2回、1日あたりの指導時間は「1~2時間未満」が61.8%と
6割強となっている。なお、1日あたりの指導時間は学年が上がるにつれて長くなる傾向がみられる。
・指導を受けていた家庭教師の職業をみると、小中全体で「学生」が42.7%と最も多く、
次いで「塾・家庭教師会社等の講師(学生以外)」が28.6%であり、
高学年ほど「学生」の割合が高くなっている。
・小学生では、低学年、高学年ともに「学校の宿題や予習・復習」が約4割であり、
「進学準備が中心」は高学年で2割強。
・中学生では、どの学年も「勉強の遅れを取り戻す」や「学校の宿題や予習・復習」が多いが、
「進学準備が中心」は中学2 年から中学3年にかけて約4倍に増加。

 

学習塾について
・平成19年11月中に通っていた学習塾の箇所数は、小中全体で9割近くが「1ヶ所」
・小中全体で、平成19年11月ひと月での通塾回数は平均9.0回であり、
1日あたりの平均指導時間は「1~2時間未満」が49.4%と約半数。
学年区分別では、学年層が上がるにつれて1日あたりの指導時間も長くなる傾向。
・学習塾への往復に要する時間は、小中全体で「30分以内」が90.2%となっている。
・学習塾から帰宅する時刻は、小中全体では22時以降が23.0%、21時台が20.0%と多く、
学年が上がるにつれて帰宅時間も遅い。
・経年では、小中全体で、1日あたりの指導時間は長時間化している傾向がみられ、また、往復に要する時間
はやや短縮されているが、帰宅時間については特に中学生で遅くなっている傾向がみられる。

また最終進学希望学校の記載もありました。

 


将来進ませたい学校の段階別について
・将来進ませたい学校の段階をみると、全体では「大学・大学院まで」が52.2%と約半数であり、
男女別にみると、男子では60.5%、女子では44.3%となっている。
なお、女子では「短大・高等専門学校まで」とする割合も21.0%となっている。
・「大学・大学院まで」進ませたいとする保護者の子どもの場合、
88.2%が「何らかの学習活動をして」おり、
中学・高校までとする保護者の子どもの56.0%と比べると、
30ポイント以上の開きがみられる。
・経年では、特に「大学・大学院まで」進ませたいとする場合の通塾率が上昇(S60:30.9%→H19:43.2%)。

 

だいたいこんなもんのかな、と思う人も、へえ、と思う人もいたと思いますが、おとなりの
事情が垣間見れたのではないでしょうか?
参考にしてくださいね!